斜め読み

借りっぱなしの『ファウスト』を斜めに読む。
なんだか精神的に(今変換したら最初に「星辰」と出た。オカルト!)盛り下がっているときにはあまり良くはないのだが。
これは一見明るいように見える滝本竜彦の人生相談やユヤタンの人生相談を読んだところで良くないことには変わりはない。というか2人とも本質がダメ属性なのだから……。
でも滝本竜彦の『NHKにようこそ!』を読もうかと思ってはいる。
NHK=日本引きこもり教会、というそのネーミングはスバラシイというそれだけが動機なのですが。
でも、本屋で見かけたら買おうというそれぐらいの気持ちなんですがね。
『ロボット妹』も同じような感じなんですが。

こう、世の中のエンターテインメントに十二分に満たされていた昨今だったんですが
ちらとでも疑いを持つと不健康な考えは増殖するわけです。
そんな時に利くのが正義の味方関係のものであって悲壮感を高揚感に変換しやすい構造のエンタメというのはやはりカルトにも通じる感覚が無きにしもあらず、なのだが。
そういう要素を持つからこそある種のチープ感や、お題目・机上の空論の類を入れてバランスをとるのが正しい道かと。
一つで全てを満たそうとすることは無理があるんだろう。