油断をすると去っていく

そろそろ見ておかないと、ということで
パニッシャー』を見に行く。
正直そんなに期待していなかったのだけれど、予想以上ではあった。
パニッシャーの基本構造は「マフィアへの挑戦」とかそんな感じなので、マーベルのスーパーヒーローだらけの世界を離れると普通の復讐譚になってしまうのじゃないかと心配していたのだけれど。

これがギトギトの復讐譚になっていたという(笑)。
アパートのくだりが無ければだいぶ陰惨な印象だったのだろうとは思えるのだが、
ハンバーガーの肉のように挟まった陽の笑いの部分で陰惨さをごまかしきった。たぶん。

ただパニッシャーのやり口は、絶対に制裁(パニッシュ)ではなく、復讐(アヴェンジ)だよなぁ、というのとラストの『パニッシャー』らしきイカレたスタイルが違和感だった。

あ、あとヤツが最初の襲撃を生き延びたのはズルすぎ。