書評とかそういうもの

WEB上には書評やら感想の類って、満ち溢れていっぱいなわけだが、
こう、自分のおもしろいと思ったものをこき下ろしているところを見ると
ちょっと哀しくなる。
いや、けなしたくなる気持ちが沸き起こるのは止められないのは、判るのだけれど。
基本的にはエンターテインメントに属するものは貶さない方向で行こうとは、自分でも
思ってはいるのだ。けれど、けなしてしまう時はあるけど、
この世に本当に無意味なものなど存在し得ない(言っておくが無意味と無駄とは違うし、無駄は、余裕とか娯楽として変換されうるものだから)と主張する人間としては
「良かった探し」って大事だと思うのだ。

以上、前振り。
なんで、こんな前振りを書いたかというと。

読みました。

私は、これで『萌え』のなんたるかが解った気がしているのです。
ちなみにこの本のタイトルからその内容を想像するのは、おそらく不可能なのではないかと。
だからこそ『萌え』という現象が分解されて目前にさらされる(ような気がする)のである。

あともう一つ言えることは、とてつもなくバカバカしいですよ。
これが誉め言葉なのは自明の理ですが。