『霧の中の二剣士』フリッツ・ライバー 2回目

霧の中の二剣士
読み終わりました。
おもしろかったッス。
中でも「ランクマーの夏枯れ時」が一番でした。

諍いを起こして冒険をやめ、
宗教通りの取立て屋としてでっぷり太ってしまったマウザーと、
みすぼらしい宗教家の弟子となって髭もじゃになったファファード。
ファファードのあがめるイセクの勢力が大きくなり
マウザーの懸念の通りに二人は争うことになってしまうのか?

って、話ですが、悲劇にはなりません。
この二人は徹底して俗物なので笑いで落とします。

こう英雄ではあるものの日常感を持ち続ける感じに
ああ、かってTRPGはこういう方向を目指していたんだなぁ。
などと懐かしく思ったりも致しました。