戦う君の姿に

ビデオ戦士レザリオン

それはさておき。
特撮愛好者は宗教家である。という珍説を。

2ちゃんなんかではよく信者という揶揄がなされるわけですが、元々特撮作品はほぼヒーローものと同義になるジャンルであるため、極めて強力に「正義」や「勇気」といったメッセージを打ち出すものが多いです。しかも単純化をされる為に、人よかくあれ、な感じのヒーローが描かれたりします。

これに感化されるとどうなるか?

「信じてみねぇか? 神も仏もいなくても仮面ライダーはいるってな」

これは村枝賢一氏の漫画『仮面ライダーSPIRITS』の台詞ですが、仮面ライダーよりは神や仏の方を信じそうなものですが、つまり特撮オタのヒーロー(ここではライダーですが)とは人間の理想の生き方の体現なのです。
神も仏もいなくても、ここに人の真実の生き方がある。それをやるヤツがいる。俺もそれと同じように……(実際にそうするかは別として)、な感覚を持っている人が多いんじゃないか、と*1
実行可能かどうかは別として、理想を求めた生き方をするのは結構なことのようですが、経典*2の解釈はやはり千差万別。
宗教において宗派が分かれると何がおきるか。
当然(笑)宗教戦争ですよ。

それが2ちゃんの特撮板の荒れる原因かなぁ、なんて考えてみたりしたです。
そんな私は打ち切りの決まったネクサスの信者だったり(笑)

*1:同じ『仮面ライダーSPIRITS』において本郷猛が滝和也に言う台詞「今夜は俺とお前でダブルライダーだからな」も、ライダー=アーキタイプであるという証拠のような気がします。

*2:無論、番組のことですよ(笑)