いつも心に太陽を

えーと。そろそろウルトラマンネクサスに関する感想まとめでも。
とか思っていたのですが。
なんだかあらすじになってしまった上にまとまりませんでした。
長いしウザい文っぽいのでスルーするのが吉でしょう。

スペースビーストとそれに対抗する組織TLTが人知れず戦っているという世界。まあ、その前には映画『ULTRAMAN』の事件があったわけですが。
TLTは人類の為に戦ってはいるものの、その体質は目的の為に手段を選ばない、というような性質を持っていました。
風評被害というかビーストの存在によるパニックを抑える為に、情報操作を行い時には記憶すら消してしまう。

そんなTLTの戦闘部隊ナイトレイダーは、レスキュー隊員であり過酷な職場とはいえ、普通の世界に生きてきた弧門はスカウトされ配属されました。

そしてそこに約一名問題のある人物がいたのです。
西条凪副隊長です。
この人の危なさはあまりにも際立っていて
謎の存在であるウルトラマンを味方であると判断する前に保留する隊長に対し
敵(ビースト)であると決め付け、ウルトラマン、そして姫矢准に攻撃を繰り返します。クロムチェスターでウルトラマンを撃ち、人間として姫矢准を撃ちます。
この分からず屋ぶりはギャグの領域に入り込んでいました。
実のところウルトラマン万歳な弧門も結構変なところもあるんですが、副隊長の異常さのおかげで変に見えないときすらあったというほどです。

そんなTLTですが、非常な手段を取るだけあってそれなりにビーストも撃破していくのですが、その手にあまる場合もありました。
そんな時現れたのがウルトラマンネクサスだったのです。

そして、そのネクサスに変身するのが。
心に傷を負った男、姫矢准。

夜の闇を突き進むビースト。
その前に立ちふさがるネクサス。その後ろには人々の暮らす街の明かりが。

ネクサスは、特殊空間メタフィールドを作り出します。
特殊空間メタフィールドは、ウルトラマンと同じ組成で出来ている。文字通り、その肉体と同じ。
そこにビーストを引き込み倒してきました。人知れず、自らの体を張って。
かつて戦場カメラマンであったときに、その目前で死んだ少女セラへの贖罪として。

一方、その真逆の道を行く男がいました。
力を求める男、溝呂木眞也。
かつてはナイトレイダーの副隊長であった溝呂木はその力に溺れ、人の運命を弄ぶ者と成り果てました。

ナイトレイダーとして戦い始めた弧門。
彼らの戦いは万全ではありません。すべての人間を守りきるには力及ばないのです。
そしてその犠牲者達は、遺族には真実は知らされません。
時に事故として、時に行方不明として処理されていくのです。
TLTのそしてナイトレイダーの非情な現実とのギャップに悩む弧門。

その心の支え、弧門の恋人リコはどんどんと彼の中で重みを増していきました。
しかし、彼女は弧門の恋人であったが為に、溝呂木の玩具とされてしまうのです。家族は既にビーストに殺され、弧門と会う時以外は幻影の家族と暮らし、
黒い巨人ダークファウストとして、ウルトラマンとそして弧門と戦う。溝呂木に操られるままに……。

そして自らがファウストであると知ったリコは弧門をかばい光と消えました。

溝呂木は弧門の運命を翻弄します。たまたま弧門が出会ったリコと同じ名前の少女は、その両親をビーストの為に失い
「その憎しみを力に変えるのよ!」
怒りに燃えた弧門がスコープに捕らえたビーストの体内には生きたまま少女リコが捕らえられていたのです。
そしてリコの兄は、妹が取り込まれたビーストを撃とうとする弧門の姿を見ていました。溝呂木の力によって。
重傷を負った少女の兄は、弧門に殴りかかりました。
「よくもリコを」
少年の記憶は明日になれば消されてしまいます。MPの手で。その事実はより弧門を傷つけて行くのです。