見てるだけじゃ始まらない

ウルトラマンネクサス

えーと、最終回は、良かったです。一応。

ただツッコミどころが多いのも確かなんだよね。
ということで、またかなりダラダラと。

石掘=アンノウンハンド

描写としてはどうかとか。
今まで、空気だ、背景だ、カキワリだの、熱光学迷彩装備だの(笑)
言われるくらい影の薄かった男を黒幕と言うのは一応以外かも知れないが
ドラマとしてどうですかねぇ?
ダークメフィスト・ツヴァイになった三沢なんかは尺が足りなかったんだよね、
と言えるけれど、石掘に関しては……。ずっといたんだし。空気のように(笑)
ダークザギな石掘さん格好よかっただけにもっと感情移入というか衝撃度を上げられたよなぁ。

ジュネッス及びジュネッスブル−

弧門のネクサスが姿を変えたこと。
姫矢の、憐の言葉とともに、
アンファンスからジュネッス及びジュネッスブルーへの2段変身というギミックの
うまい使い方ですよ。
……これでジュネッスやジュネッスブルーでなんらかの戦果を上げられたらなぁ。
結局は尺の問題になるんだろうな。

ダークザギ、ノア

これらに関する説明不足ってのもありますね。
まあ、知ってればより楽しいってレベルなので、それはそれでいいんですが。
ノアの背中のノア・イージス*1は、
やっぱアクションには向かないですね。CG合成とかにできれば……。
これは予算の問題か。
まあ、ダークザギ、ノアともにそのパワーレベルが全然現されてなかったのも
ってこれも結局、尺と予算の話になりそうですよ?

凪ネクサス

西条凪副隊長のネクサスへの変身は、無くても良かったんじゃないか?
という意見もあるみたいですが。
実際、アレが弧門でもいいわけですし。
闇に飲み込まれそうになりながら立ち上がる為には、姫矢の言葉でも憐の言葉でも十分なわけで。
ただ、想像になるのですが、凪のネクサスというものは、パワーバランスを現す為にあったんじゃないかとも思えるのです。
ビーストの軍団<<凪ネクサス<<ダークザギ<=ノア
みたいな構図が描ければダークザギさまがチンピラ呼ばわりされることも無かったんでしょう、きっと。

隊長、小活躍

和倉隊長にもっと華を持たせてやって欲しかったね、と。
ほとんど死亡フラグ的な描かれ方をして出撃なんだから、
弧門のノアに助けられるにしろもうちょっと演出があってもよかったんじゃないのかなぁ。

リコ

リコと弧門のシーンは入れるならダークザギを吹っ飛ばす直前じゃないか?
これは尺も予算も関係ないし。

「あきらめるな」

弧門が助けた子供に対して言った方の台詞。ちょっと唐突。
いややりたいことはわかるんですけどね。
姫矢編の総集編とも言える25話「予兆 - プロフェシー -」を見返したんですが、
これは弧門を助けた姫矢の台詞の立場を変えた再現でもあるわけなのですが。
助けられたその辺の子供に言うにはちょっと無理がないすか?
とか思っていたら、溺れて助けられた子供の頃の弧門が聞いた台詞でもあるのか。

逆算?

副隊長を取り込もうとする闇に飛び込む弧門。
こう書くとカッコイイけど。
あのシーンなーんかもっさりしてないですか?
伸ばしたその手、繋がる絆、受け継がれる光
とかそんな感じは良かったですけどね。
宙に浮いてる風に見える弧門になんか違和感が。

姫矢さんが生きていたことについて。

最初ちょっと不満だったんだけど。
これも「予兆 - プロフェシー -」において
デュナミストとしての姫矢に関する記憶を消去された佐久田さんの
「姫矢くんはどこかで生きている」という言葉を悲劇としてえ完成させる為には蛇足であるわけで。
とは言え、例え記憶を消しても消えない想い、みたいなものが主題のひとつなんだろうな、と考えると
そう信じた通りに生きている方が「正しい」のでしょう。
「あきらめるな」という言葉通りに。
忘却の海レーテをパンドラの箱に例えるなら、
ウルトラマンが最後に残った「希望」であるという見立てなのだろうから。

しかし振り返って見ると大半、
予算とか期間で解消できるという話なのですな。
まあ、当たり前ですね、お金と時間があれば、という風に言い換えられるんだから。

*1:羽みたいなヤツ。もしくはエヴァンゲリオンっぽい形のところ(笑)