生(もがき) 死(わかれ)、闇夜の夢

ベターマンの歌詞などを引っ張り出したのはノスタルジーネタを書こうと思ったから。

作品間のリンクの話。
ふと朝松健のリンクについてネットで見かけたので知ってる限り列挙したくなった。
高千穂遥クラッシャージョウとダーティーペア、神拳!李酔竜とか
新井素子の著作の初期はほぼ同一世界だったりとか
栗本薫の魔界水滸伝グイン・サーガぼくらシリーズを初めとする”栗本薫”を主人公とする一連の作品(ハードラック・ウーマンもこの括り、俺の仲で)と伊集院大介もの。矢代 俊一シリーズも同一世界らしい。読んだことないけど。
ただ、作家”栗本薫”の作品としてのメタなリンクは気にするだけ無駄な感じ。結局『魔境遊撃隊』がかなりの異端なんだが。

高千穂遥
クラッシャー・ジョーとダーティペアは、同一世界でジョーの親父のダンと競演していたわけだ。それまではジョーの母親がダーティペアのユリで、タロスとバードが取り合った女性ケイ=ダーティペアのケイってな説もあって、
そこで否定されたわけだが。
あとダーティペアからのスピンオフで、同じ犯罪トラコンの李酔竜。
たぶん、こんなもんじゃないだろうか。結局運び屋サムのシリーズは繋がらなかったっぽい。

新井素子の場合。
作家本人の科学知識の無さを、初期設定でキャラクター新井素子のインナースペースが現実と入り混じったせい、としてしまった『…絶句』を中心点としてまあ、初期はほぼ全部同一世界観。とは言えそう言うには無理があるものもあるのも事実。
『…絶句』でおかしくなってしまったマンションが舞台の基点となる第13あかねマンションシリーズ(作者本人が言ってるだけで出版社も別々なわけだが)から中の国シリーズ、『…絶句』の森村一郎の子孫であるところの森村あゆみが主人公の星から来た船シリーズ、星から来た船山崎太一郎、黒木浩介の先祖であるところの山崎ひろふみと黒木明拓が出てくるブラックキャット。これぐらいが鉄板で繋がってる話。

菊地秀行の場合は、この間書いたから割愛。

夢枕獏の場合。
キマイラ吼と闇狩り師が同一世界なの他に
『黄金宮』と『怪男児』が繋がってたはず。でも『黄金宮』は読んでないんで詳細は知らん。
『獅子の門』と『風果つる街』も加倉文吉、文平親子が両方に出てるので一緒。

で、朝松健。
『逆宇宙ハンター』『逆宇宙レイザース』はかなり直接的に続編なわけだけれど、田外竜介ものの民遺管三部作に、その隣の住人稲村虹子のマジカル・レッド、コミック版のその妹稲村真弓が主人公の『マジカル・ブルー』、民遺管三部作のO∵D∵T∵が敵役の『魔犬召喚』マジカルレッドの『凶獣幻野』の前日譚であったり
逆宇宙ハンター比良坂天彦が主人公の『比良坂ファイル』、
クトゥルーロボットものデモンベインとは違ってかなりのキワモノの『秘神黙示ネクロノーム』にも比良坂ファイルでは敵役の巨勢玄応が出てる。
あと『旋風伝(レラ=シウ)』は『魔犬召喚』『凶獣幻野』の更に前日譚。
最初のところだけちょこっとですが。
さて問題なのがO∵D∵T∵で、末端の人間が微妙なところに出没している。
『マジカル・ハイスクール』の敵役北内東はO∵D∵T∵の脱落者で、
逸ちゃんウォーズのマッド・サイエンティスト神楽坂汎はO∵D∵T∵のメンバーであると発言がある。逸ちゃんウォーズは明確にスラップスティックなのりでそれ自体が(繋がりを考えると)問題なのだが、『マジカル・ハイスクール』は、謀略妄想マニアのシュウこと橋本修一の文通相手が『私闘学園』の一条千草だったり、まさに混沌の使徒
とりあえず、マジカル・ハイスクール2とマジカル・ブルー単行本未収録分をとにかく出してくれ(意味不明)


朝松健のネタを書いたら予想通り疲れたのでもうこの辺で止める。